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「特急」に関する記事

奈良から十津川温泉へ観光特急バス運行 20年2月・3月の週末に

奈良交通は2020年2月1日から3月29日までの土曜日と日曜日に、奈良市と十津川温泉を結ぶ観光特急バスを運行する。

観光客を呼び込むために奈良県、十津川村、奈良交通の三者が連携して実施するもので、十津川村が奈良交通に運行を委託する。

空港リムジンバスと同種のトイレ付き車両で運行する。奈良と十津川温泉の所要時間は約4時間で、鉄道と既存の路線バス(八木新宮線)を利用する場合に比べて約1時間20分短縮される。

乗車には事前予約が必要だが、空席があれば予約がなくても乗車できる。

予約は2020年1月7日から電話・インターネットで受け付ける。(奈良交通の各案内所での予約はできない。)

運行日

  • ゆき:JR奈良駅→十津川温泉・ホテル昴
    土曜日】2020年2月1日、8日、15日、22日、29日、3月7日、14日、21日、28日
  • かえり:十津川温泉・ホテル昴→JR奈良駅
    日曜日】2020年2月2日、9日、16日、23日、3月1日、8日、15日、22日、29日

運行時刻

ゆき
土曜日
停留所かえり
日曜日
13:10発JR奈良駅17:39着
13:15発近鉄奈良駅17:34着
14:25着
14:35発
五條バスセンター
(休憩)
16:06発
15:56着
▲乗車のみ
▼降車のみ
||▲降車のみ
▼乗車のみ
15:13着星のくに15:18発
15:45着
16:15発
上野地(※)
(休憩)
14:46発
14:26着
16:51着十津川村役場13:51発
17:02着
17:07発
十津川温泉
(休憩)
13:40発
13:35着
17:12着ホテル昴13:30発

(※上野地は通常の路線バスのりばとは異なる場所で発着する。)

運賃

(大人・片道)JR・近鉄奈良駅五條バスセンター
星のくに2,500円1,120円
上野地3,000円1,750円
十津川村役場3,500円2,400円
十津川温泉4,000円2,700円
ホテル昴4,000円2,750円
  • 電話で予約した場合は、乗車当日に車内で支払う。現金のほか、CI-CA、交通系ICカード(ICOCA、PiTaPaなど)が利用できる。
  • インターネットで予約した場合は、購入期限内にクレジットカードで決済するか、コンビニエンスストアで支払う。購入期限を過ぎると予約は取り消される。
  • 乗車時には予約確認のため、名前を申し出る必要がある。インターネットで予約した場合は支払い済みの証明書(レシート等)も必要。

2015年度新車情報

奈良交通はこのほど新車を購入した。夜行高速車と空港リムジンバスを各1台導入したほか、大台ヶ原線向けに特急塗装の1扉の路線車を2台導入した。

また、八木新宮線向けにノンステップバスを3台導入した。車種はモデルチェンジ後の日野ブルーリボンである。

確認できている配属状況は下記のとおり。(一部の車両の車台型式は推定)

  • 貸切車
    • 日野セレガ QRG-RU1ESBA
      奈良貸切営業所(奈良200か・944、・945)
    • いすゞガーラ QRG-RU1ESBJ
      奈良貸切営業所(奈良200か・940)
      大阪営業所(大阪200か38-45)
      京都営業所(京都200か31-22)
  • 路線車
    • 日野セレガ QRG-RU1ESBA(夜行高速車)
      西大和営業所(奈良200か・943)
    • 日野ブルーリボンⅡ QDG-KV234L3(1扉・特急仕様)
      葛城営業所(奈良200か・937、・938)
    • 日野ブルーリボン QDG-KV290N1(八木新宮線仕様)
      葛城営業所(奈良200か・958、・960、・961)
    • 日野レインボーⅡ SKG-KR290J1
      平城営業所(奈良200か・939)
    • いすゞガーラ QRG-RU1ESBJ(空港リムジン)
      奈良営業所(奈良200か・941)
    • いすゞエルガミオ SKG-LR290J1
      平城営業所(奈良200か・947)
  • 特定輸送車
    • 日野リエッセⅡ SPG-XZB50M(木津川市立幼稚園送迎用)
      平城営業所(奈良200か・935、・936)

八木新宮線開通50周年

奈良交通が大和八木駅(奈良県橿原市)と新宮駅(和歌山県新宮市)の間を運行する「八木新宮線」は、3月1日に開通50周年を迎えた。これを記念して、奈良交通は記念の行事などを行っている。

ただし、2月19日に十津川村桑畑隧道停留所付近で落石が発生したため、八木新宮線は八木駅-ホテル昴と新宮駅-本宮大社前で折り返し運転を行っている。復旧は3月7日以降と見込まれている。

  • 乗車証明書の配布
    2月1日から八木新宮線の乗客に「乗車証明書」を配布している。
    八木駅-新宮駅を同一便で乗車した乗客には「完全乗車証明書」を、八木新宮線(特急バス)で十津川温泉をまたぐ区間を乗車した乗客には「乗車証明書」を配布する。「完全乗車証明書」は、八木駅発新宮駅行きと新宮駅発八木駅行きでデザインや証明書の文言が異なる。
  • ラッピングバスの運行
    八木新宮線で運行する車両にラッピングを施し、2月15日から順次運行している。デザインは、橿原市から新宮市までの沿線の観光地の写真(4台)、十津川村の観光地の写真(2台)の2種類となっている。
  • 記念式典実施及び記念品の配布
    3月1日午前に大和八木駅前で、同日午後に奈良交通十津川営業所前でそれぞれ記念式典を行った。また、同日に八木駅から乗車した乗客に記念品を配布した。

八木新宮線のあゆみ

  • 1963年3月1日
    新宮線、奈良大仏前-新宮駅(196.2km)運行開始。
  • 1968年2月1日
    湯の峰温泉に乗り入れ。奈良湯の峰線、奈良大仏前-湯の峰温泉(160.3km)運行開始。
  • 1973年7月16日
    奈良新宮線、奈良湯の峰線に冷房車導入。
  • 1977年4月1日
    川湯温泉に乗り入れ。奈良新宮線、奈良大仏前-川湯温泉(157.5km)運行開始。
  • 1979年2月1日
    川湯温泉ふじや前に乗り入れ。奈良新宮線、奈良大仏前-ふじや前(157.8km)運行開始。
  • 1983年7月20日
    八木発着に変更。八木新宮線、八木駅-新宮駅(162.5km)・八木駅-ふじや前(132.1km)運行開始。
  • 1991年1月21日
    新宮発着便を湯の峰温泉・川湯温泉に乗り入れ。八木駅-湯の峰温泉-川湯温泉-新宮駅(168.6km)運行開始。
  • 1992年7月16日
    ワンマン化実施。現在運行している車両が導入される。
  • 2000年4月16日
    八木駅-新宮駅、八木駅-湯の峰温泉各2往復から、八木駅→新宮駅2便、新宮駅→八木駅、新宮駅→折立、折立→湯の峰温泉、湯の峰温泉→八木駅各1便に変更(減回)。
  • 2001年3月22日
    八木駅-新宮駅3往復に変更(増回)。
  • 2002年10月1日
    八木駅-五條バスセンター間各停留所に停車。
  • 2010年4月1日
    十津川村のホテル昴に乗り入れ(新宮駅発八木駅行の1便を除く)。
  • 2011年9月2日
    台風12号の接近により一部区間で運休。台風12号は沿線各地に甚大な被害をもたらし(紀伊半島大水害)、10月31日まで一部区間の運休が続いた。2013年3月現在も一部区間で迂回運行を行っている。

(注) 運行距離は開通・変更当時のもので、その後の道路改良などにより短縮されている。現在の八木駅-新宮駅の運行距離は166.9kmである。

10月1日ダイヤ変更

奈良交通は10月1日に一部路線でダイヤ変更を行う。桜井市内で路線を休止するほか、一部路線で運行時刻の調整や回数の見直しを行う。主な内容は下記のとおり。

  • 桜井初瀬線の一部区間と小夫線を休止し、系統を改廃する。休止区間は桜井市がコミュニティバスを運行する。
    新設 [52]榛原駅→与喜浦
    休止 [50]桜井駅南口-吉隠柳口
    休止 [51]桜井駅南口-与喜浦
    休止 [53]桜井駅南口-榛原駅
    休止 [55]桜井駅南口-小夫
  • 天理上野線の運行を見直し、特急系統を減回するほか運行時刻や運行日を変更する。
  • 2005年3月25日から9月30日まで試験運行していた青山平城山線と左京平城山線は、10月1日以降減回し、2006年3月26日まで運行を継続する。
  • 関西空港リムジンバス奈良関空線の櫟本停留所を「天理(櫟本)」に改称し、関西空港行きのりばを西名阪自動車道の南側に移転する。